インプラント治療の手術って怖い?

26 8月, 2010 (06:29) | 医療 | By: admin

インプラント治療の手術って怖い?というようなことを以前聞かれました。
治療にインプラントを考えているけれど、でもやっぱり不安・・・と感じる方も多いのでは。
というのもインプラントには外科的手術が必要です。その手術は顎にインプラントを埋め込むというもの。
なんだか聞くと痛そうですよね。多くの場合は2回法という術式がとられていて、それは2回も手術をするというもの。
2回もインプラントを埋め込むわけではなく、埋め込んだインプラントの頭を出すために歯肉を切開するというものなのでそれほど大きな手術ではなさそうですが・・・。
しかし、どうやら調べてみるとインプラントの手術で痛みを感じる人はほとんどいないようです。
通常の虫歯治療に使うような局部麻酔を使用することでほとんどの人は痛みを感じないし、それでもどうしても怖いという人にはほぼ無意識のうちに手術を受けられる静脈内鎮静法という方法を選択することもできます。
手術の時間も1時間くらいで入院の必要はなく、翌日からは普通の生活を送ることができるそうです。
まれに起こるリスクとしてはインプラントを埋め入れた際に下歯槽神経を傷つけてしまい、唇に痺れを感じることがあります。
このような場合はインプラントを取り除き、6ヶ月以上の長期にわたる経過観察が必要になってしまいます。
そうならないためには事前のカウンセリングや治療計画がとても大切になります。

また、インプラント治療の人体への影響は?と心配される方も多いことでしょう。
インプラント治療とは骨にインプラントを埋め込む治療法。ということで、骨にインプラントを埋めることでの人体への影響も気になりますよね。
インプラントはチタン製です。チタンは人工心臓(人工臓器)や骨折時の固定用プレートとして利用されている金属で
チタンが骨に結合するという特性があることが知られています。
チタンが分子レベルで骨とよく似ているので、骨がチタンを異物だと思わず同じ骨として取り入れてくれるのです。
ですから拒否反応もなく、体に影響が出ることはありませんし、チタンは腐食しないので安全といわれています。
埋め込んだインプラントはどれくらい持つのかも気になるところですが、
チタンの性質を考えてもインプラントは半永久的に持つものといわれています。
ただしこれには日々の手入れが欠かせません。お口の中をいつも清潔な状態で保つことが、インプラントを長持ちさせる秘訣です。
正しいブラッシングを毎日欠かさず行うことが必要ですし、インプラントの治療後も3ヶ月または半年に一度は歯科医院で定期検診を受けることが必要です。
また喫煙は骨との結合に悪影響を与え、結果インプラント治療がうまくいかない場合が多いことが知られています。


最後に、「骨結合型インプラント」についてご説明いたします。
実は骨の中に金属などを埋め込むことを総称してインプラントといいます。
その材料には金、サファイア、鉄、ステンレス、アルミニウムなど多様な素材が使われましたが、どれも良好な結果が得られませんでした。
しかし、チタン製のインプラントが骨と結合することが発見され、インプラントはこの特質を利用した「骨結合型インプラント」へと移行していきました。
チタン製のインプラントは顎の骨と結合して生きている骨として取り込まれ、安定した状態になるので、
まるで本物の自分の歯のように違和感無く使用することができます。
インプラント治療の成功率はおよそ97%だといわれています。
ここでいうインプラントの失敗というのはインプラントが骨と結合しなかったということです。
体が埋め込まれたインプラントを異物だと判断すれば、残念ながら骨と結合せず失敗に終わってしまいます。
では、インプラントを異物だと判断させないためにはどうしたらよいのでしょうか?
それは無菌的に処置をすることなのです。無菌室に近い手術室で手術を行うことや、使い捨ての器具を使うことなどが必要です。
インプラント歯科医院を選ぶ際に医院の衛生管理を重要視しなければならない理由はここにあるのです。